2005年03月30日

有栖川有栖:「月光ゲーム」(コミックブレイドで漫画化!?) このエントリーをはてなブックマークに追加

コミックブレイド」なる雑誌(漫画)があるようなのですが、そこの「お知らせ」になんと、

そして6月15日発売のコミックブレイドMASAMUNE初夏号からは、有栖川有栖の伝説的ミステリー名作のコミカライズ、「月光ゲーム」(原作:有栖川有栖、作画:鈴木有布子)と、アルケミストから発売される話題のゲームを先行コミック化した、「ショコラ」(桐原いづみ)が開始!!


というニュースが!?

え、有栖と江神さんが漫画に!? まじですかー。
6月15日発売っていうとまだ先なのですがどうなるんだろう?

作画の鈴木有布子さんという方はこんな絵を書くみたいです。
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ふむふむ、こういったテイストなのかー。ちょいと興味津々ですねー。
この件で詳しい情報をお持ちの方はコメントいただければ幸いです。

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2005年03月28日

横山秀夫:「半落ち」(映画) このエントリーをはてなブックマークに追加

TBS の水曜プレミア春の特別ロードショー「半落ち」を遅ればせながら見た。(3月23日の放映)
日本アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれているし、原作はあの横山秀夫。これはもう見るべしでしょう。書籍でいたく感銘を受けたりょーちはワクワクしながら見始めた。この映画、出演者がかなり面白いところを引っ張ってきている。通常の感覚ではありえないようなキャスティングの面白さを感じる。

・寺尾聡  (梶聡一郎)元警察官
・原田美枝子(梶啓子)梶の妻
・柴田恭兵 (志木和正)警視
・吉岡秀隆 (藤林圭吾)裁判所判事
・樹木希林 (島村康子)梶啓子の姉
・鶴田真由 (中尾洋子)東洋新聞記者(原作は男性じゃなかったっけ?)
・伊原剛志 (佐瀬銛男)検事
・奈良岡朋子(高木医師)梶の息子の担当医師
・國村隼  (植村学)梶の弁護士
・高島礼子 (植村亜紀子)植村学の妻
・西田敏行
・石橋蓮司
・本田博太郎
・井川比佐志
・嶋田久作
・斉藤洋介
・田辺誠一
・豊原功補
・奥貫薫
・田山涼成
・中村育二
・永井杏
・高橋一生

かなり渋いところを突いている。下手な役者が殆どいないってのは良い。柴田恭兵、伊原剛志、豊原功補、田辺誠一など渋いな。
嶋田久作は純粋に怖かったが意外と警察官僚のトップってはまり役かも(未だに帝都大戦の加藤役のイメージが。どっちかって言うと犯罪者?)
植村学弁護士役の國村隼ですが、最初「西田敏行痩せたなー」と思って見てて、ストーリーをおっかけていると「あれ、なんか違うよーな」と大ボケでした(合掌)。
藤林圭吾の父役の井川比佐志も鬼気迫る演技でした。井川比佐志も未だに「噂の刑事トミーとマツ」のイメージが抜けないのはりょーちだけか?
本田博太郎も「ただいま放課後」のドンガメ役のイメージが・・・

まあ、過去のドラマの話はおいといて、ストーリーはほぼ原作に忠実に作られていた。
警察官の梶聡一郎は部下からも慕われている刑事。その梶が自分の妻を殺害し、死体をそのままにしたまま行方不明となる。暫くして梶は警察に出頭する。スキャンダルが続く警察は梶の起こした事件の対応に頭を抱える。梶を取調ることになった志木和正は上層部が誘導尋問をするように促される。
梶は妻の殺害を認めるが、事件発生後から出頭までの「空白の二日間」については、口を閉ざしていた。警察用語で「落ちる」とは犯人が罪を認めて自供することを言う。「完落ち」とは「完全に落ちる」ことを指すが、梶の場合は「半落ち」の状態であった。
一方事件を追う東洋新聞記者の中尾洋子は警察と検事の喧嘩を偶然聞いてしまった。それは「警察が挙げた調書が歪曲されたものである」というものだ。追取材のため洋子は佐瀬検事の自宅を訪れる。
一方、梶の弁護士に志願した植村は、梶の妻である啓子の姉、島村康子を訪ねる。島村康子は啓子の葬儀の際に「梶を恨んでいない」との言葉を残しており、その真意を尋ねた。啓子はアルツハイマーで苦しんでおり、梶は最後まで妻のことを考えていたと康子は考えていた。
そうこうするうちに裁判が始まり、依然として梶は何も語らない。佐瀬検事は以前梶と対面した際に「梶は何かを守ろうとしている。何かのために生きようとしている」と感じた。梶の家族は長男と妻と梶の三人家族だったが、長男は白血病で数年前に急逝していた。愛する妻も自らの手で命を奪い、梶にはもう守るものもないはずであった。
梶が黙秘してまで守ろうとしているものは何か、また、空白の二日間には何があったのか?

うーむ、全般的になかなかよかったですよ。
欲を言えば「半落ち」の最後の章である「古賀誠司の章」の部分が割愛されていたのが残念だった。小説ではこの章が今までの余韻を更に引き出すよいエッセンスになっていたのだが。でも、久々に安心して見ることが出来る日本映画を見た気がする。

寺尾聰も日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を取ったのも頷ける押えた演技がよかった。もしかすると日本アカデミー賞最優秀主演男優賞史上、最もセリフが少なかった役かもしれないなー(違う?)。息子の最優秀主演男優賞に父親の宇野重吉も天国で喜んでいることでしょう。

どーでもよいが、これ、供給元が東映なんだな。で、東映の例の岩に波が激しく打ち付けられるおなじみの映像が先ず映るのだが、テロップで「福岡県の津波警報は解除されました」と出ていたのはタイミングがいいのか悪いのか・・・(東映方面は波がかなり高いっすよ・・・)

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2005年03月24日

奥田英朗「空中ブランコ」ドラマ化(阿部寛・釈由美子) このエントリーをはてなブックマークに追加

朗報です!
あの、奥田英朗の「空中ブランコ」がフジテレビ金曜エンタテイメントでのドラマ化決定だそうです。
やったー。
フジテレビ「空中ブランコ」公式サイト

気になる配役ですが、上記サイトを見るとこんな感じっぽい

伊良部一郎:阿部寛
マユミちゃん(看護婦):釈由美子
山下公平(空中ブランコ乗り):堺雅人
安川広美:佐藤仁美
猪野誠司:遠藤憲一
エリ:国分佐智子
内田:飯沼誠司
吉安:松重豊

伊良部役に、あの阿部寛さんってちょっと想像の範囲外でした。
トリックで仲間由紀恵さんと共演した際の怪しい研究者、上田次郎(著書:「日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象」/「日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか」など)役での怪演(?)が評価され、めでたく伊良部役におさまったのでしょう。

阿部寛さんは、上記のホームページのインタビューで、

「原作を読んだ時は“できるかなぁ”と思いました。」と、語っています。

そりゃーそーだ。普通、無理っすよ。伊良部役。
でも、阿部寛ならやってくれそう。
昔は二枚目の路線だったのに・・・ でも、かなり好感度高いっす。

ドラマのストーリーとしては、「空中ブランコ」に掲載された短編「空中ブランコ」「ハリネズミ」を軸に、1話にまとめた脚本っぽい。

放映日はまだきまっていないみたいですが、今年の春には放送されるようです。
いや、めちゃくちゃ楽しみっす。
見逃せません!!

参考記事:
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2005/05-059.html

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3 プロットはすごい
5 ストレス社会のヒーロー
5 単に、読みやすいだけの本ではない


奥田英朗さん作品一覧
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2005年02月17日

雫井脩介「火の粉」テレビ朝日系列で2月19日(土)ドラマ放映!! このエントリーをはてなブックマークに追加

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なんと、今週の土曜日、あの雫井脩介氏の「火の粉」がドラマで放映されちゃいます。
ドラマ化、ドラマ化と言われていましたがこんな早く放映されるとは。えー、知らんかったよー。今日の新聞の今週のテレビを見て初めて知ったばい。
2005年2月19日(土)
特別企画
「火の粉〜ふりかかる恐怖、忍びよる殺人鬼、犯罪史上初登場の知能犯!」
雫井脩介原作超一級サスペンス

みなさん。絶対必見です。このりょーちのホームページは見なくても構いませんので、下記のテレビ朝日のサイトを要チェックです!

雫井脩介「火の粉」テレビ朝日のサイト

いやー、ワクワクします。で、気になるキャスティングはこんな感じらしい。

梶間雪見  ・・・ 原沙知絵
武内真伍  ・・・ 村田雄浩
梶間尋恵  ・・・ 朝丘雪路
梶間勲   ・・・ 愛川欽也
野見山司  ・・・ 石黒賢
梶間俊郎  ・・・ 嶋尾康史
池本亨   ・・・ 柳沢慎吾
池本杏子  ・・・ 相本久美子
梶間曜子  ・・・ 風見章子
梶間まどか ・・・ 森迫永依
関弁護士  ・・・ 高松秀郎
的場洋輔  ・・・ 小島康志
的場久美子 ・・・ 斉藤絵里
中野副園長 ・・・ 五代高之
石材店店主 ・・・ 灰地順

■配役の感想
雪見役の原沙知絵はなんとなく苦悩する表情が似合ってそうなので、これはOKだな。
えー、武内役が村田雄浩? うーむ、言われて見れば似合っている(のか?)
勲役は愛川欽也か・・・ もうちょっと荘厳なイメージの人かなーとも思ったんだけど、どーなのか?りょーち的には小林稔侍とかを予想していたが、見事にハズレ・・・
池本亨の柳沢慎吾はうーむ、悲壮感があまりないような・・・
池本杏子の相本久美子さんはTBS系の毎月〜金曜の13:00〜13:30の『温泉へ行こう5』に出演中です(1958年生まれなのかー)
勲に、石黒賢。うーむ、これはいい感じがする。石黒賢さんは未だに「青が散る」のイメージが強すぎるなー(オレだけ?)
尋恵役の朝丘雪路は安定感があり、好演してくれそう。

うーむ。でもいざキャスティングが発表されて配役に当てはめて見るとなんとなくそれっぽさを感じるなー。
いずれにしろ「みなさん、絶対見るべしなのである」


と思うのですが、往々にしてドラマ化された際に原作のイメージを裏切るようなダメなパターンも見受けるのでどうなのかは疑問。

ちなみに、裏番組のテレビ東京で9時から放送される「出没!アド街ック天国」の司会は梶間勲役の愛川欽也である(うーむ) CMの途中で、テレビ東京にチャンネルを変えると、苦悩する愛川欽也と対照的に「おまっとさんでした!」などとテンション高く、天然キャラの大江麻里子アナウンサーと談笑している様子などを見てしまうとこっちのテンションは下がりまくってしまうので注意が必要だな。

いずれにしても要チェックですよー。(オレ、誰に言っているんだろうか・・・?)
posted by りょーち | Comment(17) | TrackBack(3) | 書籍映像化
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