このところ海外(特にアメリカ)のWebサービスが徐々に日本でも利用できる環境が整ってきつつある。国を超えてアプリケーションを提供する際、一番の問題はローカライズだと思われる。日本人の開発者も諸外国向けに製品を出す際には先ずメニューや表示方法を英語に対応させる必要がある。
日本人開発者は自らの市場を開拓するため頑張って英語化する際、義務教育と高校で6年くらい学習しているので(レベルの差はあれ)然程問題ないよーな気がするが、逆はやっぱり大変な気がする。
アメリカの開発者が日本語でサービスを開始するには開発者が日本語を覚えるってのは到底困難であるので翻訳者を雇ったり日本法人を作って現地(日本)のスタッフに依頼したりするのが多いと思われる。
お金がある場合はよいけど、ベンチャーなどではなかなか日本への市場開拓は難しいのが現状で日本語版を作ったけどおかしな日本語になっているサービスなどもあるよーだ。
Zooomr という写真共有サービスの日本語に少し笑った。
上記のサイト、写真共有サービスでアカウントを取得して写真をアップロードしてみんなで共有するという Flickr のよーなサービスっぽい。
で、このサイト、何故かInternet Explorerだと英語標記でメニューが表示されるが、Firefoxだと怪しげな日本語が表示される。
OpenID を使ってアカウントを取得し、ログインすると、怪しげな日本語満載である。
写真がアップロードした際のメッセージ
「やった! 写真のアップロードが成功しました!」
写真へコメントする際の注意書き
(あのね、Markdown フォーマット をサポートしています。)
ログアウトしたとき
サインアウトされてしまいました
Zooomrがお使いでありがとうございます。
もう一度、サインインしたり、ホームへ帰ったりしたいですか?
他の写真にコメントを残す際、まだサインインしていない場合
コメントを残したいですか。
あのう、コメントを残すサインインはいかがでしょうか?
なかなかファンキー(?)な日本語である。
肝心の機能としては Flickr にまあかなり近い。Google Mapを利用した地図との関連付けもできるよーである。Geotaggingって今後更に盛り上がるかもね。
しかし、脱力感満載の日本語がかなり登場してそっちの方が笑えてしまった。
と、まあ、貶(けな)しているよーに聞こえるかもしれないが、このサービスでちょっと注目したのは、開発者が17歳(!)ってのが凄い(TechCrunch Flickr has some catching up to do と Zooomr@Wikipedia にもちょっとした解説があるよーだ。)
世の中にはすごい人がいるもんだねぇ。Flickr を超えるサービスに成長するのを期待だな。
ただ、ローカライズに関しては、日本人が提供する英語圏向けのサービスの英語もひょっとするとこの程度なのかなぁと思ったりした(難しいっすよね、語学って)。