2004年11月07日

梅原克文:「二重螺旋の悪魔」 このエントリーをはてなブックマークに追加

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二重螺旋の悪魔〈下〉 (角川ホラー文庫)
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りょーち的おすすめ度:

何故か上手く理由が説明できないんだけど、何回も読んでしまう小説ってないですか?
りょーちの中では梅原克文さんの「二重螺旋の悪魔」はそのひとつです。この本は予備知識や世評を聞いて購入したのではなく、なんとなく本屋を徘徊しているうちに偶然目が合った本でした。購入はかなり前でしたが、もう5回くらい読んでいます。

この作品の持つ雰囲気が個人的に好きなんですよね。決して万人受けする本ではないような気もするのですが、私的にはツボでしたね。

本書のタイトルの「二重螺旋」とはDNAの二重螺旋構造の意味です(って言ってもりょーち、ホントはよくわかっていないんですが・・・)。バイオハザードっぽい小説では、「遺伝子を組み替え実験中に突然凶暴な生物や細菌が作られてしまってさあ大変。どーしましょー」的な感じなのですが、本書ではもう一段階か二段階上のレイヤーのお話です。

深尾直樹は遺伝子操作監視委員会の「C部門」の調査官である。人間のDNA内のジャンク情報だと認識されていたイントロンに封印されていた怪物を呼び寄せてしまったライフテック社に単身乗り込む。深尾は以前勤めていた企業で自分自身でこの怪物GOOを呼び寄せてしまったことがある。その企業で知り合った昔の彼女の梶知美がライフテック社にいるのだ。P3施設内に乗り込み、苦労の末GOOを始末する。
しかしそれは更なる恐ろしいストーリーの冒頭部分でしかなかった。
人間の遺伝子にGOOを封じ込めていたのはEGODという宇宙誕生以前からいた知性体であった。
深尾達最終軍はEGODとの最終対決に望む・・・

うーむ、話が壮大すぎて、りょーちの文章能力ではうまく纏められないのですが、ジェットコースター的なストーリーで「一難去ってまた一難」の連続です。その一難を起こすのも解決するのも主人公の深尾が活躍?する。この深尾の軽口があまりに気障(きざ)ではじめはちょっと抵抗があったが、読むにつれてむしろその性格が好きになってくるから不思議だ。

本作品は映画化もしくは映像化(アニメーションでも何でもよいのですが・・・)してもらえたら嬉しい作品のひとつです。ラスボスが目まぐるしく変わるという意味ではゲーム化しても面白いかもしれません。

作者、梅原克文さんの強烈なパワーを感じる素晴らしい作品です。
ちなみに、梅原克文さんはSF作家ではなくサイファイ作家ですのでみなさまご注意ください。
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posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(2) | 読書感想文
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梅原克文
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Tracked: 2005-01-05 11:30

再掲 ◎「二重螺旋の悪魔」 梅原克文 角川ホラー文庫 上下各800円 1998/12 
Excerpt: 研究所で怪物が作られてしまう。主人公及びチームが、その怪物退治を行う。紆余曲折がありながらも、最後には怪物を退治する。めでたし、めでたし。というように、今まで何度も同じ設定で、書かれてきたパターンであ..
Weblog: 「本のことども」by聖月
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