2008年04月15日

具光然:「僕の彼女はサイボーグ」 このエントリーをはてなブックマークに追加

僕の彼女はサイボーグ (小学館文庫 く 3-1)
具 光然
小学館
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りょーち的おすすめ度:お薦め度
書店で何気なく手にしたこの一冊。可愛い女の子と青年の見詰め合う表紙に惹かれたのだが、よくみると綾瀬はるかと小出恵介だった。どーやらこの「僕の彼女はサイボーグ」は映画化されるよーである。5月31日に公開らしい。
作者の具光然さんも、原作のクァク・ジェヨンさんもよくしらなかったのだが、どーやら原作の郭在容(クァク・ジェヨン)さんは、韓国映画で日本でも上映されかなりヒットした「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」の脚本・監督を手がけた方らしい。
「猟奇的な彼女」は日本でもTBSで草g剛(草なぎ剛)と田中麗奈によるドラマが始まることもあり、相乗効果でこの「僕の彼女はサイボーグ」にも注目が高まるよーな気がするね。確かに「猟奇的な彼女」は面白かったよ。なので、きっとこの「僕の彼女はサイボーグ」も面白いに違いないっすと思い、買ってみたっす。
で、読んでみたっす。

うーむ、このクァク・ジェヨンって人は素晴らしいね。天才だね!
よくこういうプロットを思いつくよなー。すごいっす。ホントに。

簡単なあらすじはこんな感じ。

大学生の北村ジローは典型的なイケてないヤツ。記念すべき二十歳(ハタチ)の誕生日を一緒に過ごしてくれる友人もなく、一人レストランを予約し、デパートで買ったフィギュアを自分へのプレゼントするという全く以って冴えない一日を過ごそうとしていた。そんな誕生日の日、レストランのテーブルで食事するジローの元に突如、飛び切りの美女が現れる。そして何故かジローと食事をすることになる。状況が飲み込めていないジローはそれでも「これはチャンスなのだ」と悟り、楽しく食事をするのだが、何故かレストランを食い逃げするよーに去って行く羽目に陥ってしまう。
彼女と街の中をダッシュで逃げ、なんとか追っ手を巻いた(といっても、食い逃げするほーが悪いんだけど)。逃げる最中も謎の美女との逃避行よろしく心躍る瞬間を楽しんでいたジローだったが、別れの時はあまりにも早すぎた。その彼女は別れ際に「私は未来からやってきたのだ」と呟いた。到底そんなことを信じることはできなかったが、その後彼女と会うことは暫くなかった。
そして、1年の歳月が流れた。ジローは今でもあの彼女のことを忘れることができず、誕生日に同じレストランをまた予約していた。そして、果たして彼女は現れた。
ジローの前に登場した彼女はなんと自分は未来からやってきたサイボーグであると告げた。しかも彼女は未来のジローが現在のジローに送ったサイボーグであるらしい。どうやら、未来のジローはかなり悲惨な生活を送っているらしく、この悲惨な生活を回避すべく、過去の自分宛てにこのサイボーグ(と言ってもどっからみてもフツーの美女?なんだが)を送り込んだのだ。
こうしてとても可愛いサイボーグとジローの奇妙な同居生活が始まるのだが・・・

いやー、この後の展開はかなり面白い。物語の後半(殆ど最後あたりだが)で「あー、こういうことだったのかー」とやっと物語の全体構成を把握できた瞬間はとても心地よく、気分良い読後感だったな。
しかし、こういうストーリーをよく思いつくよなぁ。
更に考えてみればこれって「ドラえもん」なんだよな、と思ったりした。んーと、ってことは、「のび太くん=小出恵介」「ドラえもん=綾瀬はるか」ってことだな(爆)。
未来の自分を救うために過去にサイボーグ(ネコ型ロボット)を送り込むってことなのか。本書「僕の彼女はサイボーグ」の場合は「のび太くん」と「ドラえもん」の間に恋愛関係に似た感情を持ち込むことが成功しているよーに思える。
先にも書いたが、ホントに読後感がスッキリしてとてもよい一冊っす。ストーリーそのものも楽しむことができるので、綾瀬はるかファン、小出恵介ファンの方々は映画館に足を運んでも良いと思うっす。
危惧すべきは、小説を読む限りでは映画になるだけの尺(時間)が取れるのかってのが心配かな。とてもシンプルに無駄なく小説が構成されているのでスラスラと読める文、映画ではどう見せ場を作るか(だいたい想像できる見せ場のシーンもあるが)が監督の腕の見せ所かなと思われる。まあ、その点ではあの「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」を手がけた監督なので、心配は皆無だろう。
映画に行かずとも本だけでも十分楽しめた一冊だったっす。

『僕の彼女はサイボーグ』公式サイト
posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書感想文
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僕の彼女はサイボーグ(ネタバレ)
Excerpt: 僕の彼女はサイボーグ (2008) Director : クァク・ジェヨン Cast : 綾瀬はるか, 小出恵介, 桐谷健太, 吉高由里子 Genre : ロマンス / コメディ Runtim..
Weblog: RE:ねこのうたたね
Tracked: 2008-05-05 11:26