2008年03月27日

三雲岳斗:「少女ノイズ」 このエントリーをはてなブックマークに追加

少女ノイズ
少女ノイズ
posted with amazlet on 08.03.27
三雲 岳斗
光文社 (2007/12/14)
売り上げランキング: 41540

りょーち的おすすめ度:お薦め度

三雲岳斗さんの作品を読むのはこれが初である。本屋で斎宮瞑と目が合ったので買ってしまった(謎)
本書は斎宮瞑(いつきのみやめい)という女子高生と高須賀克志(たかすかかつし)という大学生が探偵となり事件の真相を解明していくミステリー小説である。
「Crumbling Sky」「四番目の色が散る前に」「Fallen Angel Falls」「あなたを見ている」「静かな密室」という5つの短編が掲載されている。

高須賀克志ことスカ(あだな)は雙羽塾という進学塾での講師のバイトを紹介される。しかし、バイト先に行ってみると彼の仕事はある女子高生の面倒を見るというものだった。それが斎宮瞑である。
塾なので問題のある生徒をフォローする必要はないのかもしれないが、瞑の父は雙羽塾の経営者であり、やめさせるわけにはいかないようだ。瞑の成績は全国でもトップクラスであり、人形のように美しく非常に博学な瞑は非の打ち所がなさそうだが、どこか暗い影を持っている。

そんな瞑とスカが殺人事件を解決していくとなれば、まあスカのほうがワトソン君、瞑のほうがホームズと相場が決まっている。スカは猟奇的な写真の撮影が趣味であり、殺人現場に進んで赴くというなんだかよくわからないキャラ設定。(まあこういう設定がないと犯罪捜査に立ち会うこともないので、いいのかな)

まあ、短編が1話つづ進んで行く間に、はじめはスカに心をあまり開かなかった斎宮瞑が次第に打ち解けていくよーな流れで4話まで進んでいたのだが、4話の最後に瞑はスカの前から姿を消すのであった。最終話「静かな密室」ではワトソン君のスカが殺人事件の容疑者となる。ホームズの瞑がいない中どうやってこの窮地を乗り切るか、というところで「やっぱりあたしがいないとダメね」といった形で登場する瞑。こうやってみると、短編小説とはいえ、ひとつひとつの話しを通じて一定の流れがあり「静かな密室」まででシリーズとしては完結してもおかしくない形に仕上がっています。
キャラに思い入れのある人は続編を読んでみたい一冊かも。

三雲岳斗氏Webサイト:G-Act Blog

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