りょーち的おすすめ度:

突然ですが、あなたは選挙に行ったことありますか? りょーちはあります。昔は選挙なんてほとんど興味なかったのですが、最近は行くようにしています。私たちには参政権があるのです。でもそれを行使しない人もたくさんいます。で、自分は選挙にも行かずに政治家の悪口だけ言う。そんなことではよろしくありません。
選挙に投票しなかったために、自分の想像もしていない政策を持つ政党が政権を握りとんでもない政策をとり国会の多数決でいろいろなことが決まる。
ちょっと恐ろしいの・・・
この本もそういう話だね。ある政党がふとしたことから政権を執ります。その政党は健康のために「チョコレート禁止法」なる奇怪な法律を制定し、町中からチョコレートを消し去ります。チョコレートがなくなり一番困るのは子供たちです。恐怖政治である。
ここに出てくる政治家は他にもいろいろなものを禁止します。一般家庭においてもおかしいなと思いつつも禁止されているものに手を出すと処罰されてしまう。
そんな中、勇気ある二人の少年がチョコレートを取り戻すための革命を起こした。
戦時中の日本もきっとこんな感じだったのであろう。みんなが何も言えない状態で何かがおかしいと思うが、おかしいと声高に言うと処罰される。
勇気ある行動は非常に難しい。
ハントリーとスマッジャーの二人の少年がチョコレート革命を成功させるまでには様々な紆余曲折がある。健全健康党の奴らに捕まらないように様々な策を巡らせたり、バビおばさんと密造酒ならぬ「密造チョコ」を作り、地下チョコバーを開いたりと非常に行動的である。革命のための同志を見つけ、最後は革命を成功させてしまう。
ちなみにこの物語に出てくる「チョコレート探知機」は半径数メートル以内にあるチョコレートをたちどころに発見してしまう機械。こんなのがホントにあったら恐ろしい。
この物語、読後感は非常によい。おそらく、中学生・高校生くらいの年齢を対象にしているのだと思うが、是非大人の人も読んだほうがよい。今会社で働く人ももしかしたら社内でこういった憂き目にあっている人もいるかもしれない。でも、勇気を出して行動してみてほしい。
あ、あと選挙には行きましょう。
(2009年2月2日追記)
なんと、アレックスシアラーのチョコレートアンダーグラウンドが映画化されたようだ!
以下から映画の予告編を見られるよ。
Windows Media Player 56k
Windows Media Player 500k
Windows Media Player 1M
映画公式サイトは下記
チョコレート・アンダーグラウンド | CHOCOLATE UNDERGROUN
アニメ化だな。
ハントリー / 豊永利行
スマッジャー / 水沢史絵
ルイーズ / 高橋美佳子
ブレイズ / 鈴木達央
対策本部長 / 小西克幸
バビおばさん:森ひろ子
ジョー :津田健次郎
フランキー:金田アキ
マートル :秋谷智子
デイヴ :知桐京子
ロン :藤原啓治
トリーシャ :藤葉愛香
カイリー:中川里江
キャロル :坂本真綾
ヘルシー党首:西凛太朗
アニメ図書館戦争の監督の浜名孝行が、このチョコレートアンダーグラウンドの監督をてがけるらしい。
1/31の上映開始ってことはもう上映開始なんだー。
しらんかった。
上野樹里、大好きな作家からの"逆チョコ"に興奮も、勘違い! | エンタテインメント | マイコミジャーナル
ってのを見て初めて知ったよ。
うわー、何時見に行こうかな・・・
TBに今頃気づきました、ごめんなさい。
この本に出てくるチョコレートは、別の意味にも取れる、深い内容でしたよね。
装丁もとてもステキな本でした。
りょーちと申します。はじめまして。
コッソリとトラバいたしました・・・
この本は装丁買いだったんですけど、結構ありでした。
この本を読んでチョコレートが食べたくなりましてチョコレートを買ってしまいました。
体重増加に拍車をかけてしまいます。
うーむ。罪な本です。
内容はとても満足のいく読了後に爽快感の味わえる本でしたー
この本を読んだきっかけは、「青空のむこう」という
アレックス・シアラーさんの本でした。「青空の…」は装丁で買いました。
アレックス・シアラーさんは本書とスノードームしかまだよんでいないのですが「青空のむこう」も今度チャレンジしてみます。
ではでは。