2007年03月16日

梁石日:「カオス」 このエントリーをはてなブックマークに追加

カオス
カオス
posted with amazlet on 07.03.15
梁 石日
幻冬舎 (2005/09/09)
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りょーち的おすすめ度:お薦め度

こんにちは、山岡久乃です(嘘です)。

うーむ、結局何に焦点を当てた物語なのかいまひとつ分かりづらかった。二軸のストーリーが平行して走っている感じっす。ただ、読んでいる最中は興味深く読むことができたかな。

在日韓国人の李学英(ガク)と金鉄治(テツ)は新宿歌舞伎町でヤクザにも一目置かれるほどの腕っ節の持ち主。ガクとテツはある日、劉周達という中国人から漢方薬を買わないかという話しを持ちかけられる。はじめは漢方薬なんて誰が買うのかと訝しがっていたガクとテツだったが、二、三ヶ月で一億五千万ほども儲かるとの話しを聞き、真剣に考え始めていた。
テツはタマゴというニューハーフと付き合っていた。タマゴは以前男だったとは思えないほど女性らしく、かなりの美貌の持ち主だった。ガクはタマゴを見てある考えを思いついた。それはタマゴをホステスにして店を出すというものだった。更にガクはあるクラブで見た今西沙織というクラブ歌手にもその店にスカウトすべくアタックを仕掛け始める。
そんな中、高田馬場で中国人とヤクザの抗争があり、劉周達がどうやら狙われているらしいことを二人は知る。どうやら麻薬取引のもつれが原因のようである。そして、それが元で本来無関係だったガクとテツも狙われ始める。
ガクとテツはこの苦難にどう立ち向かっていくのか・・・

本書はこのガクとテツたちが有名中華料理店「龍門」を巡り、マフィア、ヤクザたちと対決していくというストーリーと、ニューハーフのタマゴが本物の女になるためにありとあらゆる神に祈り続けるという二つのストーリーが平行して進んでいく。

まあ、小説なのでよいとは思うのだが、嘘もここまで来ると結構すごい。なにしろ、ニューハーフのタマゴが妊娠するってどーいうこと?一心不乱に巫女の神託に耳を傾けるタマゴの願いが通じたのか、果たしてタマゴのお腹は日に日に膨らみ続ける(マジですか?)どういう原理なのか読んでいて全くわかんなかったっす。宗教は性別をも越えるってか?
りょーち的にはどちらかといえば、ガクとテツたちの戦いの部分よりも、タマゴがどーなるのかってのをかなり興味深く読んだっす。タマゴの中身が孵化するのかどうかは読んでのお楽しみ。

タイトルは「カオス」でなくてもよかったよーな気がする。
梁石日の本にしてはライトな感覚で読める一冊かと思われるっす。

■他の方々のご意見(あまり読まれてないけどオススメなのか?)
posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文
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