2007年02月21日

ベータ版について思ったこと このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、内藤陳です(嘘です)。

忍者toolsに忍者ビジターなるものがベータ版として登場した。

うーむ。この機能ってよく見るけどどーやってやっているのであろう?
推測としてはこんな感じか?
  1. 予め管理したいサイト単位でセッション管理できるよーにサーバプログラムを作っておく
  2. ページが読まれたときにjavascriptなどでスクリプトを読み込む
  3. サーバ側でスクリプトが読み込まれたらセッションを張る
  4. サーバ側で現在のセッション数をカウントしてJavascriptのdocument.writeでセッション数(=人数)を出力

こうやって書いてみるとサーバ側でのプログラムは意外と面倒な気がする。

どうでもいいが、ひと昔前まではベータ版といえば、なんだかアングラ的で怪しい響きがしていたが、今ではマッシュアップとかテキトーな言葉に置換され「途中までだけどテキトーに遊んでね」的な形でどんどん半製品っぽいものが世の中に出てきている。
まあ、ベータ版ってのが受け入れられるよーになったとはいえ、用途によってはダメなものも勿論ある。
銀行でお金を下ろそうと思ってATMの前に立つとATMの画面に「○○銀行ATM ベータ版」とかって書いてあると「オレの預金は大丈夫だろうか?」と思ってしまう。

企業がベータ版を出す意味としては、下記のようなことが考えられる。
  1. 「これはまだ未完成なのでみなさん無料で使っていいですよ」と明言し、利用者に使ってもらい、裏では本製品を作るための情報を収集し、開発に役立てる。本製品になった暁には料金を貰ったりする
  2. はじめから本製品という概念はなく、常にベータ版であることにより、改良・改善を適度に加える。無料で提供されることが多く、対価の回収は全く異なるレイヤー(広告など)で行われる
  3. そもそも何か作ってみたが製品としてのクオリティが低くベータ版という名前でしか提供できない

今世の中に多いのは2番目の考えのものが多いよーな気がする。
ユーザとしては利用料金が掛からないことにより、利用するための敷居が低くなる。このため、企業側は情報収集や改善項目などを収集することが容易になるのであるが、あまりにも完成度が低く頻繁にエラーなど発生してしまってはベータ版とはいえ、その企業イメージの低下にもつながっていくのだ。

そもそもこのベータ版という考えはIT分野だけの考えなのであろうか?

メディアの世界でもこういったベータ版の考えはある。出版社が新しい雑誌を作る際に先ず地域を限定して発行して購買状況を把握する行為やテレビのバラエティ番組の深夜枠なども同じよーな位置づけといえる。
食品メーカーが地域限定で新商品を店頭販売するケースもメディアの世界とほぼ同様の考え方である。
医療分野においても、製薬メーカーの新薬開発のための臨床試験もベータ版に類する行為であるといえる。

何れの分野でも半製品を市場に送り出すことで、製品そのもののクオリティを高めたり、問題点を分析してより良い製品開発につなげている。最終的には企業利益拡大、企業イメージ向上を目指している。

またベータ版はユーザがはじめて対峙する製品となる。ファーストインプレッションを高めるには、機能もそうだが、やはり見た目や処理速度、インターフェースの部分が重要になってくる。

モノづくりの人々はこのあたりを意識しなければいけないっすね。

(ってことで、りょーちのよーにいい加減にテキトーなものを作っていてはだめであることが判明したっす・・・orz)


posted by りょーち | Comment(2) | TrackBack(0) | その他
この記事へのコメント
最近のネットの世界では,新しく出されるものでbetaじゃないものを探す方が大変かもしれませんね.
個人的には,betaであること=未完成であることということは,あまり気にしてないですね.反対に,beta=newと捉える感覚の方が強いかも.
それから,betaの間にユーザーのフィードバックによって,バグフィックスは当然として,新たな機能が付加されたりして,そのようなアプローチがユーザー側の参加意識が高めるということはあるのではないでしょうか?それこそ,なんとか2.0みたいな.
Posted by yanz at 2007年02月21日 20:51
yanzさん、こんにちは。りょーち@管理人です。
コメントいただきましてありがとうございます。

>betaじゃないものを探す方が大変
言われてみればそーかもしれませんね。
yanzさんのご指摘のようにユーザのフィードバックによりいろいろな機能が付加されるっていう「良い流れ」を企業が意識的に作り出そうとしている気がしますね。
特に「はてな」などはその傾向が顕著ですね。

更に先の未来はどーなっているんですかねぇ。いろいろ気になると同時にワクワクします。

ではでは。
Posted by りょーち at 2007年02月21日 23:39
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