2007年01月22日

シェイクスピア:「ヴェニスの商人」 このエントリーをはてなブックマークに追加

新訳 ヴェニスの商人
新訳 ヴェニスの商人
posted with amazlet on 07.01.22
シェイクスピア 河合 祥一郎
角川書店
売り上げランキング: 54979

りょーち的おすすめ度:お薦め度

こんにちは、河内家ピンポン丸です(嘘です)。

これほど、有名な本なのに、一度も読んだことがなかったので読んでみたっす。
いろいろわかったことがある。
・シェークスピアはイギリスの人(なので原文も多分英語)
・だいたい、1600年くらいの人(日本では江戸時代に入る直前の頃)

なお、登場する金貸しの名前は「シャイロック」というらしく、昔読んだ、深見じゅんの「悪女(わる)」という漫画で社内の人間にお金を貸して利子を取る梨田友子という女性社員を主人公の田中麻理鈴が「シャイロック」と呼んでいたが、これは、ヴェニスの商人の「シャイロック」から取ったものだということらしい。

さて、本題にはいるが、ストーリーはこんな感じ。

バサーニオはベルモントの女相続人ポーシャへプロポーズしようと考えていた。しかし、ポーシャのいるベルモントへ向うためのお金がない。バサーニオは友人のアントーニオに相談した。アントーニオは貿易商を営んでおり、多くの財産を持っていた。しかし、現在その財産の殆どは海上にある船の中であるため、すぐにお金を用立てられない。そこで、アントーニオは船上内の資産を抵当にユダヤ人の金貸しのシャイロックに借金を要求した。シャイロックは3000ダカットを3ヶ月間貸しても良いとした。そして利子についてはもし、期限内に返済できなければ、その代償としてアントーニオの体の肉を1ポンド頂くという変わった契約を持ちかけてきた。
アントーニオはシャイロックの要求を呑み、借金に成功した。
アントーニオからお金を借りたバサーニオはポーシャの元に向かい、求婚し、無事ポーシャと一緒になることができそうだった。
しかし、ことはそう上手く運ばなかった。バサーニオがポーシャと会っている間、アントーニオの船は嵐に見舞われ、アントーニオはその財産の殆ど全てを失ってしまった。このため、アントーニオはシャイロックから借金の返済を早急に求められる。
そして、アントーニオとシャイロックが取り交わした証文を元に裁判が執り行われることになった。果たしてアントーニオは肉を切り取られてしまい死んでしまうのか・・・

ってことで、感想なのだが、これってなんだかシャイロックがかなりかわいそうな結末を迎えるよーな気がするのはりょーちだけなのか?

後書きにも書かれていたのだが、元々シャイロックはアントーニオからユダヤ人として迫害を受けており、アントーニオがお金に困ったということなのでお金を貸したら、お金を返せるあてがなくなったなどと言われ、証文どおりに1ポンドの肉を要求したってことではないの?
更にキリスト教徒が殆どを占めるイギリスの中でユダヤ人のシャイロックは改宗するようにさえ仕向けるよーな一文があるが、そーいうのは大きなお世話ではなかろうか?

で、更に酷いのは、この裁判って無効じゃない?
裁判を取り仕切る裁判官の公爵って、結局偽者ってことでしょ?
うーむ、返す返すもかわいそうなシャイロック・・・

最近映画化された、この「ヴェニスの商人」ではシャイロック役をあの「ゴッドファーザー」でお馴染みのアル・パチーノが演じている。配役から見て、今回の映画ではおそらくシャイロックを中心として映画化されているよーな気がするっす。

なお、「ヴェニスの商人」の原文を是非読みたい方は下記から読めます(英語だけど)。
Bibliomania:The Merchant of Venice
The Merchant of Venice
posted by りょーち | Comment(2) | TrackBack(0) | 読書感想文
この記事へのコメント
ものすごく共感できます(。。)(゜゜)ウンウン
Posted by あじ at 2009年07月04日 18:35
あじさん、こんにちは。りょーち@管理人です。
シャイロック、涙目ですよ・・・
可哀そすぎっす。
Posted by りょーち at 2009年07月05日 09:02
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: