2011年4月のシーズン1では上川隆也演じる糸村聡は警視庁の捜査一課科学捜査係だったが、今回は月島中央署の刑事となっている。
糸村の異動に伴い当然シーズン1とシーズン2の違いとして糸村を取り巻くメンバーも異なってくる。
キャスト|遺留捜査|テレビ朝日を見ると月島中央署のメンバーは刑事課課長の水沢響子(齊藤由貴)、佐久間裕司(八嶋智人)、長瀬清文(田中哲司)、二宮功一(岡田義徳)、仙堂卓巳(正名僕蔵)、遠山修介(眞島秀和)、東孝彦(三宅裕司)とかなりクセのありそうな俳優さんで固められている印象である。1話は2時間スペシャルということもあり人物紹介プラスアルファという感じかなとも思ったがストーリーに深みがあり刑事ドラマとしての見どころがかなり多かった。テレ朝の刑事もので主人公が糸村のような立ち位置のドラマとしては、科捜研の女と、今映画で話題になっている臨場がすぐに思い出される。科捜研の女も臨場もプロフェッショナルな職務に生きる主人公を中心にドラマが進んでいくが、遺留捜査の場合、確かに糸村の観察の視点は鋭いものがあるが、どこか飄々としており自分勝手に捜査を進めているようだが、結果的には周囲の人々を巻き込んで事件を解決していくという流れである。
シーズン1はこの糸村のひとり気ままな捜査を織田みゆき(貫地谷しほり)が止めに入りつつという流れだった。正直織田が糸村を毛嫌いしている感じでストーリーが進んでいくところはあまり好きではなかったが、今回はどうもそういった人物がいなさそうなので糸村には自由気ままに動いてほしいところである。
テレ朝の刑事ものはわりとハズレがないように思うな。前のクールの観月ありさ主演のAnswer〜警視庁検証捜査官も素晴らしい出来だったし、次のクールはおそらく相棒が始まるので当分いい感じで番組編成がなされるであろう。相棒は相棒シリーズ X DAYで映画にもなるしねぇ。
今後もテレ朝に期待してますな。