2005年01月19日

仁木健:「Add」 このエントリーをはてなブックマークに追加

Add―機械仕掛けのホムンクルス (角川スニーカー文庫)
仁木 健
角川書店
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りょーち的おすすめ度:お薦め度

裏表紙より
「内戦中消息を絶った天才科学者兄妹を探せ」日本政府からの指令をうけ、ミナヅキ=コウは東欧の地ラトリアに降りたつ。14才ながらコウは<機械化人>であり<アフェクテッド>、かつて世界を崩壊させた<隕石病(コメット・イル)>の影響で超常の力をもつ<外数員(エージェント)>なのだ。ちぃちゃな戦闘少女アイリーンを相棒として諜報活動を開始した彼は、狂気の陰謀に飛び込んでいく!人と機械の狭間にゆれる<世界の終末の果て>を疾駆するメタルコーティッド・ゴシック!

図書館の新刊コーナーにひょこっと置いてあったのでなんだかわかんないけど借りてみた。装丁からして「うーむ、ちょっとこれはどーなのか?」とも思ったが読み始めた。
うーむ、今の若者にはこういったものが受け入れられているのかなー。
角川スニーカー文庫 も刊行以来、今年で16年目を迎えて市民権を得たようだ。市場として中学生・高校生・大学生くらいが対象なのか? 書籍の販売が落ち込んでいる中、こういった明確なターゲットに対しての出版サービスは今後も増えていくよーな気がする。
コバルト文庫とかも読者層は男女の違いこそあれ似たような層なのかな?(違う?)

それは兎も角、Addの話しに戻ろう。
あらすじは、近未来の話。文明が進化していままでのロボット(アンドロイド)がすごーく進化して人間と殆ど変わらなくなり、人工知能も発達しアンドロイドも市民権を得ている。コウは消息不明の天才科学者兄妹のカレル=ラウディス(男19歳)とカレン=ラウディス(女17歳)を保護するために、相棒のミナと共にラトリアに潜入する。
幼少の頃から戦闘用兵士として英才教育を受けた少女のアイリーンははじめは感情を見せることなくコウと活動を共にするが、コウのキャラクターも手伝って次第に人間らしい心を垣間見せる。
ストーリーはカレルとカレンを無事救出して「あー、よかったね」。で、無機的なアイリーンもなんとなく人間らしい心を取り戻して「あー、よかったね」という話しなのだが、作者が書きたかったのは、アイリーンがコウや他の人々と接していくうちに人間らしい、若しくは少女らしく変貌するプロセスの方を書きたかったのかなーという印象。天才科学者はどっちかってーとおまけの印象。
主人公のコウはいつもはふざけているが、実はそれは暗い過去を背負った悲しみの裏返しだったり、でも「やるときはやる」というキャラクターもちょっと型にハマっている感じ。ある意味こういったストーリーが好きな人には読めるのかもしれない。100%ダメではないのだが少なくともちょっとりょーちが今まで読んでいた系統の本ではなかったなー。ま、こういった世界もあるんだなーとちょっと勉強になったかも。
(あれだ、世間ではこういうのを「萌え」というのだろう。え、違う?)

追記
仁木健さんのホームページを発見!!
http://tniki.fc2web.com/
ファンの方、必見です!!

続編も出ているようですよー。
posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(1) | 読書感想文
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