2009年05月16日

Youtube のダウンロードサイトには Google Adsense は利用できません このエントリーをはてなブックマークに追加

Google Adsenseから「ポリシーに反しているサイトがありますよ」と警告メールが届いた。文面を見るとどうもGoogle AdSense プログラム ポリシーが変更になったようである。


変更内容はInside Adsense - 日本語: プログラムポリシー改訂のお知らせにまとめて書いてあるようなので参考までに見てみると、こんな感じに変更されたようである。
  • Google 商標の不正使用: 利用規約でも述べられている事項ですが、プログラム ポリシーにも記載し、確認しやすくしました。このポリシーでは、Google のロゴ、商標、その他 Google ブランドをページのコンテンツや URL で不正に使用することを禁止しています。当該サイトが Google と提携関係にあるとの誤解を招く可能性があるためです。
  • 紛らわしい表示:最新のプログラム ポリシーにもあるとおり、広告をページ上の他のコンテンツと区別がつかないような表示方法で掲載することはできません。
  • 広告のメール内での表示:このポリシーでは、Google 広告や検索ボックス、検索結果を、メール内やメールの横に表示いただけないことを明示しています。
    他の Google サービスのポリシー: このポリシーでは、サイト運営者様は広告や検索ボックス、検索結果を、他の Google サービスのポリシーに違反するような方法で表示することを禁止しています。例えば、YouTube 動画をダウンロード可能にするサイトはYouTube の利用規約に違反するため、これに該当します。
今回警告メールの対象となったのは上記の「例えば、YouTube 動画をダウンロード可能にするサイトはYouTube の利用規約に違反するため、これに該当します。」に引っ掛かっていたようだ。
うーむ。そうだったのか。
つまりこれを見る限りではYoutubeの動画をダウンロードできるようなダウンロードサイトにはGoogle Adsenseを貼ることができないということのようである。

りょーちの場合は、そもそも動画のダウンロードサイトってのがあることを知り、自分でも作ることができるのかなと思い適当に作ってみたくらいのレベルなので、何時閉鎖してもよいくらいのレベルなのだが、Google Adsenseのポリシー違反ということなのでYoutubeのダウンロード機能をプログラムから削除してみた。

なので海外を含むYoutubeダウンロードサイトでGoogle Adsenseを利用しているサイトはGoogle Adsenseをやめるかダウンロードサイトをやめるかという岐路に差し掛かっていると思われる。
GooglegがYouTubeを16億5000万ドルで買収したことによりYoutubeはGoogleの持ち物のよーになっているためグループの不利益となるような行為は避けたいのではないかと思われる。

ちなみにりょーちの場合は今回の2009年4月にあったYoutubeの仕様変更に対応していなかったのですでにダウンロードできなくなっている状態だったのでまあ、これを機会にYoutubeのダウンローダからは足を洗うことにしてみた(^^;

機能的にはしょぼいが動画ダウンローダサイトを作ってみた経験からすると、各種動画サイトをスクレイピングして動画ファイルのURIを捜すところまでは意外と簡単にいく場合が多い。
ここで動画サイトにより、直接ダウンロードされないような工夫がいくつかされているっぽい。多くの場合はこんな感じ。
  • ログインIDとパスワードで認証が必要
  • 動画アクセス時にcookieを確認する
  • Refererのチェック
  • アクセス元のIPをチェック(クライアントと動画ダウンロードサイトのIPを比較する)
まあこれらを動画サイトごとにどのパターンなのかなってのを解析してダウンロードURIへのアクセスリンクを作るってのがダウンロードサイトでやっていることだ。
URIがわかり認証、Cookie、Refererなどのチェックを掻い潜るようにHTTPでのリクエスト用URIを作成できればあとは実装あるのみ。動画サイトによっては一度アクセスしただけではダウンロード用URIがわからない場合もあるので、一度スクレイピングした結果を元にプログラムで再度アクセスしなおして正規のURIを見つけ出すことも必要だったりする。
最終的にはHTTPでのアクセスになるのでプログラム言語はなんでもよい。りょーちの場合はphpしか知らないのでphpで作ってみた。いろんなライブラリが各言語にあるのでperlやrubyなどでも勿論作ることができるね。海外ではpythonなどで作られているものもあるようだ。
これだけ書けば動画ダウンロードサイトは誰でも作れそうな気がすると思われる。実際まありょーちでも適当に作ることができたのでまあホントに誰でも作れるのだ。しかしホントに大変なのは作った後からだな。以下ダウンロードサイトを作成した人が大変だなと思うこと。
  1. 各種動画サイトの仕様変更への対応
  2. アクセス負荷
  3. モチベーションの維持
特に1と3はかなり密接な関係になっている。開発した当初は、「お、ホントにダウンロードできた。じゃ公開してみよっと」という軽い気持ち?で公開したりする。で、りょーちのようにブログなどで「作ってみたよ」などとお知らせする。するとまあ自分以外の人も検索エンジンなどからたどり着きホントに利用される。
で、他の動画サイトにも対応したりして対応サイトがどんどん増えていく。このあたりは純粋にプログラムを作っていて最もオモシロイ時期だな(^^;
しかし、仕様変更などでダウンロードできなくなるとさあ大変。再度仕様を解析し、都度対応しなければいけない。モチベーションが維持できれば継続して対応していくが、そのうち、面倒になり放置されることもある。
りょーちの場合はホントに軽い気持ちで作ってみたのでいまや仕様変更への対応は殆どしなくなっているな。
今後動画ダウンロードサイトを開発しようとしている方へご参考になればと思い、ちょっと書いてみました。
posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(0) | Web周辺技術
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