2004年11月22日

小松左京:「エスパイ」 このエントリーをはてなブックマークに追加

エスパイ
小松 左京

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りょーち的おすすめ度:

エスパイとはエスパーとスパイを足し合わせた造語らしい。エスパーとは超能力者のことですな。スパイは・・・まあわかるか。
小松左京氏の小説で、映画化もされたのでそれなりに知っている人もいるはず。おそらくこの映画を見ている人は30代〜40代の男性で、ストーリーは知らなくても由美かおるが怪しく出ている映画といえば「あー、あれね」と思い出すことであろう。
主人公は確か藤岡弘だった気がする。(忘却の彼方でありますが・・・)

この本を図書館で見つけて、「あーこんなのあったねー」という投げやりな感覚で借りて読み始めました。

映画化されたのはぐぐってみると1974年って書いてあるので出版年度はもうちょっと前になると思います。(調べてみたら1964年らしい)
1964年ってことは今から40年前ですね。40年前のSFを引っ張り出してきて「時代遅れのSFだ」などというのは反則なので、そういった文句はなしにしますが、やっぱり感想としては、昔はこういうのでも「あり」だったんだなーって感じです。

冷戦終了後のアメリカとソ連の和平交渉が進み始める中、ソ連の首相の暗殺計画が進行しているとの情報をGetしたPBは、世界各地に散らばるエスパーを集めて暗殺を阻止するために奔走しはじめる。しかし暗殺計画を企てる一味もエスパーだった。正義対悪という非常にわかりやすい構図でエスパー達の戦いが繰り広げられる。
要約するとこんな話しである。主人公の田村良夫というエスパーが活躍するのだが、どうもSFの主人公の名前にしてはあまりに平凡すぎる気がする。(日本中の田村良夫さん、すみません・・・)
しかも、ストーリーとあまり関係なさそうなところで何気にお色気っぽい挿話があり、うーむなんだろうと首を傾げること然りである。でも、今のSF界やミステリー界で活躍されている作家の方々はこういった本を読んでいろいろ影響を受けているのだろうなーというのは感じられた。(ホントか?)
なお、超能力を持つ人々の戦いは非常に壮絶な戦いである気がするが、読んでみると意外と地味である。
りょーちの浅知恵では、超能力持っているのであれば、心臓に通じる血管をちょいと切る程度でダメージを与えられそうな予感なのに、わざわざ重い岩を動かしてみたりするのはどうなのかと思ったりした。(そんなことやると話しが直ぐに終わるからだめなのかな?)
数日間のうちに世界中を駆け巡る田村良夫は最終的には大気圏外(!)へとワープしてしまうという荒唐無稽さに後頭部をハート型土偶で殴られたような衝撃を受けるがそれもご愛嬌(^^; 最後には「愛」が勝つらしい・・・(by KAN)

あと、どうでもいいけど、Wikipedia藤岡弘を検索したら、正しくは「藤岡弘」と「、」が入るらしい。句読点をつけた芸名は「モーニング娘。」よりも先のようである。(7へえ)

教訓:「昔よかったものは今でもいいとは限らない」
#昔も今もいいものはあると思いますが・・・

小松左京さんオフィシャルページ



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posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(2) | 読書感想文
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