2012年02月19日

否定することは悪という空気が気色悪い このエントリーをはてなブックマークに追加

学校や会社や友人同士で色んなアイデア 出しをするケースを考えてみよう。積極的に意見を述べる人、それも建設的な意見を語れる人が中心になって、会議を引っ張っていく。
会議の趣旨がブレーンストーミングなどの場合は、人の意見を否定せず、一応すべて議論の遡上にのせてみて、後から再度考えたりするっぽい。

で、次に出てきた意見を吟味しましょうというフェーズになってくる。
そのとき、どうも出てきた案があまりよいと思えないとき「その案はよくないんでないの?」と反対意見を述べてみたりする。出てきた案すべてがあまりよくなかったりする場合には何も残らないという結果になることもありえるが、意見として述べてみたりする。
で、ホントに何も残らなかったら、誰かが「反対意見だけでなく、何か案を出せよ」などと言うことがある。
で、まあ尤もな案があれば勿論「こういうのはどう?」などと提案できるのだが、それもない時がある。その場合「こいつは、否定ばかりして何も案を出さないクズの人」という風な空気になってしまう。(まあ、ホントにクズかも知れんが・・・)

どうも、この風潮はあまりよくないなーと以前から感じている。
ずっともやもやしているときに、大阪教育基本条例はアメリカで破たんした落ちこぼれゼロ法とそっくりと指摘した報道番組VOICEに逆上する橋下氏 | Afternoon Cafe経由で以下のサイトを知った。

上記サイトを読むと
対案というのは、反対する側の戦略です。
使ってもいいですが、使う必要はありません。
ましてや「反対するなら対案を出せ」なんてのは、まあ控えめに言っても恫喝ですわな。
と素敵にまとめられている。

「何も意見がないのはダメよ」もよくないのは分かるのですが反対意見に対して「じゃあ変わりに何かあるの?」だけの反論では弱いよーに思ったりするばい。
いろいろ難しいのぅ・・・
posted by りょーち | Comment(2) | TrackBack(0) | 自分メモ

2012年02月02日

綾辻行人:Another このエントリーをはてなブックマークに追加

Another(上) (角川文庫)
綾辻 行人
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-11-25)
売り上げランキング: 259

Another(下) (角川文庫)
綾辻 行人
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-11-25)
売り上げランキング: 217

おすすめ度:お薦め度

久々に綾辻行人さんの小説を読んだ。綾辻行人さんと言えば誰もが知るミステリー小説作家。書店に平積みされていたこの小説もミステリーかなと思い、何の気なしに購入してしまった。まあ、結果としては良かった。

家に帰って手にとってよく見ると、この「Another」はこの冬からアニメで放映されているようである。なるほど、それで平積みになっていたのか。Another - Wikipediaによると『野性時代』(角川書店)にて2006年8月号から2009年5月号まで連載され、2009年10月29日に単行本が発売されたようだ。

TVアニメ Another 公式サイト

さて、内容だが、なかなかよろしかった。
通常推理小説といえば「誰かが死んで、その犯人は誰?」とかそういうパターンが多い。本書でも沢山の人が死ぬが、犯人探しとはちょっと違う。しかしキチンと推理小説になっていた。山口雅也さんの「生ける屍の死」に似たような印象を持ったな(お話しは全く違うけどね)。

胸の病のため入院していた榊原恒一は、入院先の病院で眼帯をした不思議な少女、見崎鳴に遭遇する。
退院後、少し遅れて夜見山中学の3年3組に転校してきた。恒一は同じクラスに病院であった見崎鳴を見つけ話しかけるが、クラスの中で見崎鳴については誰も話しかけている様子がなく、いないものとして扱われているようだった。鳴も恒一に「自分に話しかけないほうがよい」と忠告する。
その理由はこの学校の3年3組ではある年になると、生徒およびその肉親が謎の死を遂げるという噂によるものだった。
「3年3組の謎の死」の現象を防ぐには色々な方法が試されているようだ。見崎鳴をクラス全員が無視しているのも謎の死を防ぐための活動らしかった。
しかし、その活動も虚しく3年3組では5月についに死者が出てしまう。その凄惨な死に方に3年3組の生徒は「ついに現象が始まった」と感じ恐怖におののく。

「謎の死の現象」でわかりかけていることは以下のようなこと。
  • クラスに「死者」が紛れ込んでいること
  • 現象の対象となるのは、生徒および生徒と血の繋がりのある肉親、及びクラス担任の教師
  • 「死者」は以前の「3年3組の謎の死」の現象で死んだ人の誰か
  • 「死者」は周囲の記憶を改ざんする
  • 現象が完了すると「死者」はいなかったものとして痕跡が消える
物語の後半では「死者」をどうやら殺してしまえば、現象が止まるらしいという推測のもと、恒一と鳴たちの「死者探し」に焦点が絞られる。「果たして死者は誰なのか?」「この現象は止められるのか?」

いやー、素晴らしかった。ホラー小説かなとおもいきや、キッチリと推理小説になっている。ある特異な状況下での殺人事件だが、犯人探しはご都合主義的な超常現象に頼って解決ということではないところがよいね。
しかし、理由はここでは書かないが、アニメ化は結構な冒険だなーと感じた(本書を読めば誰でもそう思うはず)
あと、登場人物が結構悲惨な死に方をする。そういう意味でも、映像化となるとちょっと見るのをためらったりするな。

アニメの方は今回のクールだけなら3月には終了してしまうが、勇気を出してちょっと見てみようかなと思う。が、やっぱちょっと怖いからもうちょい考えるっす。
posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文

2012年02月01日

FacebookのTimeline上の素材から動画を作るTimelineMovieMaker.com このエントリーをはてなブックマークに追加

Facebookのタイムライン表示が新しくなった。これにより個人の活動を時系列的に追いかけられやすい状態になったっぽい。で、ますますFacebookを使うユーザが増えちゃうのかどうなのかよくわからんが、MashableのWant to Print Facebook? Better Get 11.5 Billion Sheets of Paper [INFOGRAPHIC]という記事を見る限り、膨大な個人のデーターがFacebook上に蓄積されまくっている。

ヘビーユーザはFacebook=ライフログになっているかもしれんな。で、そのライフログっぽいデータを使って動画を作るTimelineMovieMakerというサービスがあるようだ。



動画のオーサリングツールの素材として自らがFacebookに蓄積したデータを使う。ただし、このサービスを利用するには、少なくとも75枚以上の写真をFacebook上にてシェアしてないといけないようである。

いろんなサービスがあるんだねぇ。

( via Facebook Timeline Movie Maker Lets You Create A Video Of Your Life | WebProNews
posted by りょーち | Comment(0) | TrackBack(0) | Web周辺技術
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。