ありがとう、ホークス。
そこで今年のホークスの試合を(勝手に)振り返ってみることにする。
- 3月:3勝5敗で負け越し。
初戦の3月20日の日本ハム戦(5-3)こそ、ダルビッシュを攻略しエース杉内からSBMで開幕戦を逃げ切り今年もSBM健在かと思った一戦だった。しかし、ここからちょっといやな負け方を結構している。特に3月22日の日ハム戦(5-16)と3月26日のオリックス戦(1-16)と、投手陣が打ち込まれての負けがつらかった。更に3月30日の西武戦(2-3)ではわずか2安打。3月31日の西武戦(3-9)では巽が打ち込まれ今年も西武への苦手意識を持ったままシーズンを送るいやな気配がしていた。 - 4月:17勝9敗で勝ち越し(通算20勝14敗)。
4月1日の西武戦(5-11)では3回までに6-1と点差を広げ、14安打11得点と打線が爆発した。5打数 4安打 4打点のオーティズがチームに勢いをつけた。先発陣として藤岡が期待されていたが、4月3日の楽天戦(10-6)では勝ち星を付けたが、4月10日の日ハム戦(1-12)、4月17日の楽天戦(3-8)と試合が作れず先発の柱はあまり定まってなかった。そんな中、4月21日の西武戦(7-1)および4月28日の楽天戦(13-2)で勝ち投手となった橋秀聡や4月24日のロッテ戦(4-3)で5回を1失点でプロ初勝利を挙げた小椋など新戦力が活躍を見せ始めていた。打線ではオーティズの頑張りが目立ち、4月までに9本のホームランを打っていた。4月9日の日ハム戦(6-0)での杉内の完封も見事だった。独走とまでは行かなかったがまずまずの戦いだった。 - 5月:11勝10敗1分で勝ち越し(通算31勝24敗1分)
印象深かった試合は5月5日のオリックス戦(4-4)。川崎の9回の土壇場にセンター前ヒットで同点に追いついたが、4時間55分に及んだ試合も延長で引き分け。打ち勝った試合もあったが、接戦につぐ接戦で苦しい戦いを強いられてきた。5月中盤からは交流戦がスタート。5月25日の横浜戦(0-8)では岩崎が登場したが、2回で4安打3失点と試合を作ることができなかった。そんな中でも5月30日の中日戦(6-5)は川崎のサヨナラヒットで劇的な勝利を呼び込んだ。しかし、5月は貯金を2つ作っただけに終わった。もう少し乗れなかった5月となってしまった。 - 6月:10勝9敗2分で勝ち越し(通算41勝33敗3分)
6月はあのペタジーニが球界に復帰。誰もが驚いた。6月9日の横浜戦(4-3)では、ペタジーニが日本球界復帰後初となる劇的なサヨナラホームランで鮮烈な再デビューを飾った。勢いに乗るかと思われたが、交流戦が終わってからは大変な事態になっていた。6月15日の横浜戦(2-5)で小椋が打たれてからなんと6連敗。連敗を止めたのは一度は自由契約になったつくば秀英高出身の山田大樹。6月24日の日本ハム戦(6-1)で見事プロ初勝利。パリーグ育成枠出身初の勝利だった。今シーズン4勝を挙げた山田は来年も頑張ってくれると信じているよ。6月29日のロッテ戦(19-1)では1イニング10点の猛攻で打線が爆発という珍しい勝利もあった。このときは森本がプロ1号ホームランを打った。 - 7月:14勝8敗1分で勝ち越し(通算55勝41敗4分)
7月はいろいろあった。中でも7月14日の楽天戦(4-0)での小椋の好投に始まりオールスターを挟んで8連勝があった。このときはもしかしたらいけるのではとちょっと思った。7月18日のオリックス戦(4-2)では陽が2年ぶりの白星を挙げたり、7月27日の楽天戦(4-3)での甲藤のプロ5年めでの初勝利など嬉しいニュースもあった。7月7日の日ハム戦(2-6)で摂津が4失点で敗戦投手となるなど苦しい戦いが続いていた。 - 8月:11勝12敗1分で負け越し(通算66勝53敗5分)
8月3日の日ハム戦(4-13)では3回を終わって0対9とワンサイドゲームで終わった。この旭川での試合を皮切りになんと2度目の6連敗。投打があまりかみ合わず厳しい試合が続いた。中でも8月12日のオリックス戦(6-6)では延長12回2アウト2塁、一打サヨナラという場面で2塁ランナーの江川が牽制球でタッチアウトで試合終了という残念なこともあった。8月28日のロッテ戦(6-9)では先発杉内が初回5点。4回途中9失点とまさかの乱調。ここから杉内の苦悩のピッチングが始まるとはこのとき夢にも思わなかった。更に抜群の安定感を誇るファルケンボーグが8月8日の西武戦(4-7)でまさかの負け投手に。投手陣に疲れが見えはじめている夏場。月間での負け越しというつらい8月だった。明るいニュースとして8月27日のロッテ戦(4-2)で4年目の森福がプロ初勝利というニュースがあった。 - 9月:10勝10敗で五分(通算76勝63敗5分)
9月いよいよ追い込みというところでなんと早々に4連敗。波に乗り切れないまま一進一退の攻防だった。ついに西武にマジックが点灯しもはやここまでと誰もが思っていたが、ここからは記憶に新しいソフトバンクの巻き返しがあった。9月18日の西武戦(9-7)での延長11回キャプテン小久保の劇的なサヨナラ2ラン。9月19日の西武戦(11-4)での先発全員安打での猛攻。9月20日の西武戦(5-4)での馬原の粘りの投球。すべては最終戦での優勝に繋がっていた。9月23日のロッテ戦(9-3)では和田が今季17勝目。待望のマジック2がついに点灯。圧巻だったのは9月25日の日ハム戦(1-0)での杉内対ダルビッシュの投げ合い。杉内の涙のインタビューにソフトバンクファンはみんな涙したのではないだろうか?
ソフトバンクのみなさんパリーグ優勝おめでとうございます!
個人的には本多が盗塁王のタイトルを取ってかなり嬉しかったです。
通常では正捕手が決まっていないと不利と言われていたが、田上、山崎が交代でよく頑張ったと思います。杉内、和田の2枚看板にSBM48(摂津、ファルケンボーグ、馬原、甲藤)。後半は今日は打たれてしまったが森福が神ピッチングを随所に見せ、金澤もよく抑えた。打線も川崎、本多の1,2番コンビに、松中、小久保、多村、ペタジーニと厚みのある打線。意外性のある松田にいぶし銀の長谷川と数え上げれば日替わりでヒーローが生まれた今年のホークス。本当に素晴らしい戦い振りでした。
クライマックスシリーズはかなり厳しい戦いになりそうですが、是非頑張ってください。応援してるばい。