カラスと水差し <福娘童話集 小学生童話 3年生のイソップ童話>より
のどがカラカラにかいたカラスが、水差しを見つけて、よろこんで水差しにむかいました。まあ、あくまでも物語の中のカラスなわけで、そんなに偉いカラスがいるのかなとも思うが、いたようだ。
しかし、水差しには、水が少ししか入っておらず、カラスのくちばしでは、どうしても水面まで届きません。
それでもカラスはあきらめることなく、あらゆる方法をためしました。
しかし、その努力のかいもなく、全てが失敗に終わりました。
でも、カラスはまだあきらめません。
「考えろ、考えろ、あきらめてはだめだ。・・・あっ、そうだ!」
ある名案を思いついたカラスは、集められるだけの石を集めると、それを一つ一つくちばしで、水差しの中へ落としていきました。
すると、水差しの水位は、石を入れた分だけふえていき、ついに、カラスのくちばしまで届いたのです。
最後まであきらめずにがんばったカラスは、こうして、命を長らえることが出来たのでした。
「必要は発明の母」と、いいます。
どんなにむずかしい事も、あきらめずにがんばれば、必ず成功するのです。
上記の動画をみてみるとホントにカラスが童話と同じことやってるっす。
すげーよ。カラス。
( via BBC NEWS | Science & Environment | Clever rooks repeat ancient fable )