こんにちは、〆さばアタル・ヒカルです(嘘です)。
「ブランド」の次に来るのは「ラブマーク」である。
Saatchi & Saatchi のWorldWideCEOである、ケビン・ロバーツは、そう提唱している。
Saatchi & Saatchi はトヨタ自動車やP&Gなどを顧客として抱えるニューヨークにある広告代理店らしい。
「ラブマークって何?」とそんなことを聞いたこともなかったのでいろいろ調べてみたら、こんなところにサイトがあった。
Lovemarks
「ラブマーク」という概念が掲げる基本コンセプトは3つあるよーである。
・「
Mystery」(神秘的で謎めいている)
・「
Sensuality」(官能的である)
・「
Intimacy」(親密でねんごろな感じがする)
この3つのコンセプトを強化することにより、得意先、あるいは生活者を自社の熱狂的なファンにしてしまうことができると提言しているよーだ。
ケビン・ロバーツ 岡部 真里 椎野 淳 森 尚子
ランダムハウス講談社 (2005/10/08)
考え方としてはなかなか面白い。上記3つのコンセプトではそれぞれこんなことを言っているのであろう。
・「Mystery」(神秘的で謎めいている)
自分が知っているものについて見聞きしたものは当然驚きがないわけである。街の宣伝カーで声高らかに商品を宣伝したとしてもそれは自分から聞きたいとは思わない。一方、自分に聞こえるか聞こえないかという程度にひそひそと内緒話をしているのを見ているとなんとなく、注意が向けられ聞いてみたいという衝動に駆られるだろう。
自分の考えを100%全開で提示するのではなく、若干の「ミステリアスな部分」を残しておくことで興味が惹かれるよーだ。
・「Sensuality」(官能的である)
情報を得るためには「視覚」「嗅覚」「聴覚」「味覚」「触覚」の五感を通じて行う。言ってみれば情報の入り口である。言い古された表現だが、この五感に直接的に訴えかけることが重要らしい。
・「Intimacy」(親密でねんごろな感じがする)
より個人的な切望を満たすことが重要らしい。顧客が企業や企業の持つ製品に感情移入するようになるような関係を築くことが肝要である。
上記のサイトにラブマークの概念を体験するよーなものがあるのでやってみた。
Lovemarks | The Lovemarks Profiler
自分が好きだと思う事柄(単語)を入力して4つの質問に答えるのだ。4つの質問がクリアできないと次の「Mystery」「Sensuality」「Intimacy」へは進めない。英語だがやってみると面白い。自分のラブマークを登録したり
他人のラブマークを見たり できるよーである。
下記のよーなものもリストアップされている。更にそれがすきか嫌いかという判断のコメントも見ることができて面白い。(自分でコメントを書くこともできる)
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Lovemarks | Google - Scene_1(44 lose it , 726 I love it)
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Lovemarks | Apple computers - Scene_1(253 lose it , 2603 I love it)
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Lovemarks | Microsoft - Scene_1(175 lose it , 141 I love it)
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Lovemarks | Yahoo! - Scene_1(11 lose it , 44 I love it)
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Lovemarks | Linux - Scene_1(11 lose it , 86 I love it)
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Lovemarks | Bill Clinton - Scene_1(67 lose it , 76 I love it)
日本に関するものもちょっとあった。
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Lovemarks | Toyota - Scene_1(10 lose it , 173 I love it)
・
Lovemarks | Honda - Scene_1(13 lose it , 115 I love it)
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Lovemarks | Gackt - Scene_1(2 lose it , 39 I love it)
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Lovemarks | Bandai - Scene_1(6 lose it , 8 I love it)
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Lovemarks | Hello Kitty - Scene_1(2 lose it , 102 I love it)(最強?)
あなたにとってのラブマークはありますか?